サイボーグ009
第1話『誕生』
事前情報が『小室哲哉プロデュース』だの 『最初から天使編まで全部やるらしい』だの 無闇に不安を募らせてくれるキャストだの ロクでもないものばかりだったので心配していたのですが、 そんな懸念を吹き飛ばすような良質の出来だったので安心しました。
なんてったって、石ノ森絵がそのまま動いてますよ、お客さん! 聞くところによるとCSでやってた『キカイダー』も このキャラデザインだったらしいんですが、 オレ様CSなぞ見られる環境に無いので、今回が初体験です。 あのレトロな絵を安定して動かしつつ、 加速装置や003の超視覚は現在の演出をうまく取り入れていて リメイクの良き見本となっています。 逆に『バビル2世』や『キャプ翼』が何故こうならないのか不思議です。
ただしOP・ED曲は浮きまくる予定(笑)
それにしても、赤ん坊にいい様に弄ばれる009は 相変わらず受け全開ですね!
サイボーグ009
第2話『脱出』
『hellsing』と並んで1話との落差がスゴイと言われているこの作品ですが、 『project arms』の凄まじい作画の波に慣れ(以下同文) 普通のアニメレベルに落ちた程度じゃないですか。 オレはてっきり、人が2コマで走るのかと (今週の『PROJECT ARMS』での実話) OPやEDに関しても、予想より遙かに違和感が少なかったし、 (作画が間に合ってないのはご愛敬ですが) まったくもって許容範囲であります。
それより何より、スタッフも『今度こそ完結させたい』と ありとあらゆる場所でその意気を語っていることですし、 ここは、その夢を完遂できるよう、暖かく見守ってあげるべきじゃないでしょうか。 とりあえず志は高いと思います。
サイボーグ009
第3話『閃光の暗殺者』
なにげに4×2萌え〜! 戦いたくてカリカリしている2をしり目に余裕をかます4という構図が良いですね! え? 2×9ですか? 当たり前すぎてつまんないです。
『ストーリーを重視しすぎて、一話ごとの区切りが下手』 との批判もあったこの作品ですが、今回の、0010との戦いに敗れ、 雨に打たれつつフェードアウトという引きを見てみるに、 それほど下手というわけでも無いと思います。 今後、更にこなれてくれば、相当良くなるんじゃないかなぁ。
サイボーグ009
第4話『死闘の果てに』
二人いれば水の中で放電しても大丈夫ってんなら、 雨が降っていようがなんだろ〜が、さっさと二人で襲撃して 回復や作戦を練るヒマなんぞ与えずに 屠っていれば良かったのにというツッコミはさておき、 サイボーグの悲哀を描いた、この辺のストーリーを 上手に演出で盛り上げてくれてOKOKってところでしょうか。
001〜004までの4人は過去から来たサイボーグであるという新設定も、 ベルリンの壁ネタとかの時代背景を誤魔化すのと同時に 彼らの持つ悲劇性をより高めることに成功しています。 こういうアレンジなら大歓迎ですね。
サイボーグ009
第5話『鋼鉄の涙』
0011を初めて見たときには、相当衝撃を受けたのを覚えています。 なにしろデザイン的に、ものすごい説得力がありました。 確かに、あれじゃ奥さん子供のところには戻れないだろ〜て。
- 004
- 『きっと受け入れてもらえる!』
受け入れられるわけねーじゃん、生活能力もなさそうだし。
結局のところ、004の0011への説得ってのは、 二度と人間社会に戻れないであろう自分への、空しい慰めの裏返しなわけです。 そしてそれを004自身もわかっているから、余計に悲しい。 仮面ライダーにしろ009にしろ石ノ森作品に共通する 悲しさが感じ取れるエピソードで、心に強烈に残っています。 イメージをまったく損なうことなく見せてくれた、アニメスタッフに感謝。
ところでコズミ博士×004ってのは不可ですか?(死ね)
サイボーグ009
第6話『消えた博士を追え!』
昔見た、大林宣彦監督の『The House』という映画を思い出してしまいました。
それがまた、出兵した自分の夫を待ち続けるうちに死んでしまい その妄執が館と一体化してしまった『おばあちゃま』によって 遊びに来た孫娘御一行が全員食われてデッドエンドっつ〜、 今回のストーリーとほぼ同じシチュエーションだったりするんですが(^_^;) 冷やしたスイカが、実は既に食われた女の子の頭だったり、 それを気づかずに他のメンバーが美味しくいただいてしまったりと、 トラウマになりそうな映像が続出するスゴイ映画でありました。
この映画が上映されたのが1977年、 『サイボーグ009』の、今回のエピソードの初出は調べきれませんでしたが おそらく1960年代後半から70年代初頭ですので、 ほぼ確実に、この映画に対して影響を与えているものと思われます。 まぁ、『館全体が化け物の本体』ってネタは結構どこででも見かけますが。
本来007を立てるべく用意されたストーリーだとは思うのですが、 その言動があまりにもおマヌケだった為、あんまり立ってるように見えないという。 特に過去について掘り下げているわけでもないですし。 ただ、サイボーグ戦士全員が全員重い過去を背負っている必要というのも無いわけで、 そういう意味では、あぁいったムードメーカー的なキャラクターが存在するのも、 それはそれで悪くはないと思うのです。
・・・ところで、やっぱりオレには 今の002は受けにしか見えないんですが・・・(^_^;) とりあえず、オレは4×2ということで放っておいてください(ほぼ私信)
サイボーグ009
第7話『見えない敵を撃て』 第8話『トモダチ』
脚本に息切れ。
いや、脚本だけでなく音響とか演出とかも息切れしまくってて 見てて随分つらかったのは確かなんですが。 やっぱり、ストーリーに唐突な部分があるのが、一番つらいです。
途中で幼女を助けるのは良いのですが、助けた後が放ったらかしというか、 バトルになることが確実に予測されている現場にわざわざ連れて行かないだろ〜とか 東京全体が炎に包まれているというのに緊迫感がまるで無いとか ツッコミどころが多すぎるのはいかがなものでしょう。 原作ではその辺無理がなかったという話も聞きますが。 わざわざ無理のある方向に変える必要も無いのになぁ。
ただ、まだ1クールにも満たないわけですから、 つまらなくなったと結論づけるのには早いですね。 この作品に関しては、生暖かい目で見守って差し上げるのがよろしいかと。
サイボーグ009
第10話『オーロラ作戦』
シンシア萌え〜!
バビル2世の呪いによって ここのところ脚本がかなり下降気味だった009ですが、 なんとか持ち直してきたというところ。 (聞くところによると今週また下降したらしいですが(^_^;) ビデオ録画失敗して良かったんだか悪かったんだか)
くだんのマッドマシーンとやらは、 兵器どころかありとあらゆる電子機器に壊滅的なダメージを与えるため ブラックゴーストに悪用されて云々言う以前の問題でヤバ過ぎるということに シンシアの父はもっと早く気づくべきだったんじゃないかっつ〜 根本的なツッコミもあるっちゃあるんですが、 その辺ツッコミ始めると原作からして否定しかねないので、 とりあえずやめておきます。もう30年も前の原作だしねぇ。
サイボーグ009
第12話『なぞの無人島』
見せかけの良い話にダマされるな!
あのカカシロボ、動くんなら連れてけばいいじゃんと 突っ込まずにはいられません。一見、良い話なんですけどねぇ。
つ〜か、原作まだまだあるんですが、 こんなペースで消化しきれるんですか、ホントに? 『天使編』までやるんじゃなかったの? いろんな意味で、シリーズ構成不安です。
サイボーグ009
第13話『倫敦の霧』
久々に復調の気配。
一部動きがガクガクしてましたが。 まぁ、アニメってのは作画が全てではない、 っつ〜か、むしろ作画ってのはそれほど重要ではないよ〜な気が 最近してるので、オレ的には全然オッケーです。 アクションメインの回ってわけでもなかったし。
それより、すっかりギャグ要員に成り果てていた007が 渋い方向でスポットを浴びていたストーリー展開の方が 今回の場合よっぽど重要であるわけで。 最後の最後でチと余韻が足りなかったようにも思いますが、 このレベルなら十分な内容だったと思いますです、はい。
次週は008スポット話。予告を見る限りでは期待できそうです。
サイボーグ009
第14話『再会の地で』
作画・演出・脚本すべてにおいて、ようやく持ち直した模様。 死の商人が共和国側とゲリラ側の両方に武器を売ってるなんて 当然じゃんというツッコミはあるものの、 それは現実社会においても往々にしてよくあることなので不問。 サイボーグマンの正体ネタで008と絡ませて お涙ちょうだい狙ってるのが見え見えなのも、 まぁ、作劇的に致し方ないので不問。
とりあえずこの程度の出来で安定してくれれば文句ありません。 この粗製濫造の時代、下手に抜きんでたものを目指されて 自滅されても困るし。
サイボーグ009
第15話『さらば友よ』
今回、何が話題って、20秒間のトメシーンが話題騒然だったわけですが、 10秒間音声が流れないと罰金くらうラジオとは違って テレビ映像の場合、別に何秒止めるとダメという規制は無いわけです。 (テレ東規制は『動き過ぎるとダメ』ですが・笑) ただ、作り手側の方が不安になってしまって止め続けられない、と。 その辺に挑んでみた姿勢は、とりあえず評価しうるポイントなのではないかと思います。 (演出的に成功してるかどうかはさておき) ただし、止めの手法は予算と人手が無くて誤魔化している という可能性も多大にあるので(『エヴァ』とか・笑)要注意。
サイボーグマンになった友人が、結局最後は人の心を取り戻して・・・という よくありがちなお涙ちょうだい的展開にならなかったのは良かったですね。 世の中、そうそう甘くはね〜んだよ! ってカンジで。 この原作が、今から30年前には既にあったということを考えると、 ほとほと最近の作品が安易な方向に流れてしまっているのがよくわかります。 ロマンチストと言えば聞こえは良いですが、 現実見ろやアニメファン、という。
サイボーグ009
第17話『決戦』
え? アレで終わり?(^_^;)
どうやら先週と合わせて前後編っぽいんですが、 先週見のがしてしまったのが悔やまれてなりませんな。 しょせんブラックゴーストも単なるワンマン組織でしか無かったわけで スカール様を倒してしまえば後は総崩れと。 ならタイマンなんて申し込むなよ>スカ−ル様 悪の組織とはいえ、養ってる人間だってたくさんいるだろうに。
で、来週からはまたもやキャラクターにスポットを当てた番外編シリーズみたいです。 本編より番外編の方が長くないですか? だからこそ、今回で『え? もう終わり?』という印象を 持たれてしまったのだと思うんですが。どうもシリーズ構成がちぐはぐだなぁ。
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