甲虫王者ムシキング
第1話『ポポの旅立ち』
- ポポ
- 『何が見えるの? 父さん』
- 父親
- 『神羅万象』
アルマたんやポラりんが見える望遠鏡ですか、うわ、オレも欲しー!
と、そんなヨタ話はさて置き、男玩界では去年あたりからの大本命『ムシキング』が 満を持しての映像化ということで、スポンサーの異常な多さからも その期待の大きさが伺える・・・の・・・ですが・・・ よ、よりにもよって子供が一番喜ばない作りにしやがって・・・_| ̄|○
山内監督という時点で嫌な予感はひしひしとしていたんですが、 とにかくストーリーが暗くて重くてダルすぎる。 名作劇場が何故滅びたか胸に手を当ててよく考えてみろ! あの大真面目な作風が今の子供に受け入れられなくなったから消えたんだろ〜が! 木に変えられた母親を元に戻す為に旅に出る主人公っていつの話じゃコラ! 『ジムボタン』じゃあるまいし!(『ジムボタン』大好きなんですけど、オレ)
しかも最大の売りである筈のムシ同士のバトルが、20分以上経過しないと出てこない上 主人公のポポとはほぼ無関係に、勝手に戦っているだけという。 『オレが』ムシを操りたいんだよ、オレが、オレが! (まぁ、これは今後のストーリーでポポがムシに指示を出すようになるんだろうけど) 最後の最後でマスコット役のTARAKOが出てきてようやく希望が湧いたものの、 これ、子供ちゃんと最後まで見てられたのかなー。 途中でつまんないって言ってチャンネル変えたか飽きて寝たかの二択だと思うんだけど。
あと、CGで描かれたカブトムシが カッコイイと言うよりキモチワルイ印象だったのはどうかと。 後翅から覗いた腹部とかバタバタさせてる脚の関節とか、 カブトムシじゃなくてアブラムシ(隠語)みたいに見えちゃったんですが。 トリビアのリアルムシキングの方がよっぽどカッコ良く見えたなぁ。
ということで、結論としては『本編はムシキング教室』でよろしいですね? このコーナーだけが唯一心の底から楽しめたわ(^_^;)
甲虫王者ムシキング
第2話『サーカス団の少女』
TARAKOはこの作品の救世主です。
ポポとTARAKOのやり取りが加わっているだけで、 あの重苦しい雰囲気が相当のレベルで緩和され、見ていて寝ない作品に化ける不思議。 まぁ、TARAKOなので当然真っ黒なんですが、 この作品で寝ずに済むようになった功績の方が大きいので、とりあえず割愛。
しかし、やっぱり泣く主人公ってのは、少年ものアニメとして致命的だと思うんですよ。 古風な物言いかもしれませんが、今も昔も男ってのは泣く生き物ではない。 泣いても許されるのは本当にここぞという時だけ。 オレも随分長い間コロコロホビー漫画を愛好してますが、その中においても 主人公が泣く時ってのは、必ずその直後に大きな精神的成長がある時です。 男の涙にはそれだけの価値がなければならない。
ポポの場合、確かに目の前で母親を木にされたりしたら泣くだろう、そこまでは良い。 でも、少なくとも思い出し泣きはダメだ。 男の子は多かれ少なかれ、主人公に自分の姿、 もしくはああなりたいという憧れを投影させてアニメを見るものです。 けれども、ポポは今のところ自分を重ねたい主人公には、なっていない。
どっちかっつ〜と庇護すべき存在なんだよね。 母親に庇護されサーカス団に庇護され、そしてムシキングに庇護され、という。 だから大人から見た時に『この子の成長を見守りたい』と好ましく思えるのもわかる。 でもオレは精神年齢小学生なんで、むしろ後ろから張り倒したいです、奴は。 イジメっ子がイジメられっ子(not好きな女の子)を見る時の心理みたいな感じ? いつもいつもウジウジしやがって、気に食わん! みたいな〜。
あ、そうそう、ヒロインが電波ってのもキッズアニメ的にどうかと思います。 電波美少女に反応するのは、ヲタの血を引く選ばれし者だけですよ!
甲虫王者ムシキング
第3話『魂の行方』
まーたー泣ーいーてーるーーー>ポポ と思ったら、今回はさすがに『男は泣くな』と作中人物からフォローが入ってました。 そうだよな〜、毎回毎回泣かれたらウザイもんな〜(そういう意味じゃないから)
感想サイト界とダメホグワーツ内部において評価が正反対ってことを 一文字さんに突っ込まれたんですが、それって多分ダメホグワーツの面々が いわゆる原作信者に近い立ち位置にいるからだと思うんですよ。 少なくとも『ムシキング』というゲームがどういうもので小学生にスゲー人気で コロコロや学年誌で漫画が連載されていて、くらいのことは把握しているし、 漫画の内容やゲームの世界観まで理解してるぜ! って人間もいるじゃないですか。 その視点で見た時に、確かに出来は良いかもしれないけど、 『ムシキング』じゃないじゃん、という。 例えばこれが『ムシキング』という冠が無く『ファンタジックチルドレン』の後番組、 なんて話だったら結構高い評価つけてたんじゃないかと思いますよ、オレら。
要するに『ムシキング』の面白さと正反対の方向に行ってるのが問題なんですな。 例えば今回のコーカサスオオカブトの扱い。 『ムシキング』の世界観だと外来種のカブトムシが敵役なのは確かですが、 でも『コーカサスオオカブト、カッコイイ!』と思う子供も大勢いるんですよ。 だからこそ敵ムシ入りのアダーコレクションなんてのが大ヒットするわけで。 そんな子供達が、人間を玩具のように弄び嬲り殺しにする 今回のコーカサスオオカブトの姿を見たら、どう思うか。 これが敵に操られて云々ならまだ納得行くかもしれませんが、当の敵キャラが 『コーカサスオオカブトは凶暴で、こうなるとオレの命令も届かない』 なんて逆の方向にフォロー入れちゃうんだから、まったくもって救いが無い。 こんな気分の悪い描き方をされてしまって、コーカサス好きな子供が可哀想です。
軟弱だったポポがいくつもの辛い体験を経て成長していくドラマとして捉えれば この作品のレベルは間違いなく高い。高いけれども、 『ムシキング』好きが見て面白いかというと、間違いなくつまらない。 その辺が感想サイト界とダメホグワーツのギャップになってるんでしょうな、多分。
とりあえず来週はもうちょっと強くなってくれよ(^_^;)>ポポ もうそろそろウジウジ主人公には我慢の限界。
甲虫王者ムシキング
第4話『生命の輝き』
ポポを後ろから蹴り倒せ! 可哀想な自分に酔うのも大概にしやがれキサマ。
母親の形見が大事だってのは分かる。 分かるが、目の前で自分をかばってケガしている人間よりも形見が大事って、 そこまで行ったらただのワガママだろが。 通常サイズの人間でさえ、アリに咬まれるとかなり痛いんですよ? 蟻酸ってのはそれだけ強力な毒なんですよ(種類によっては実際に象をも倒すし) そんな毒を浴びて苦痛に顔を歪めている人間が目の前にいて、 しかもそれは自分の持つ形見の小瓶が原因であると明々白々であるにも関わらず、 それでも瓶を捨てるのはイヤだー! って、何様ですかアンタ。 絶対ポポは『自分は可哀想だから何をしても許される』と思ってますよ! 自分のせいで旅芸人の連中が仲間を失ってしまっているって事実はスルーですか。 可哀想なのはテメーだけじゃないってことを自覚しろよ、 クリス@ソニックXじゃあるまいし(同じSEGA様原作ってのが不吉すぎ)
挙げ句の果てにムシキングの強さを自分の強さと履き違え始めてるし。 テメーは今回一体何をしたのか、胸に手を当ててよく考えてみろよ。 ただひたすらに駄々こねて他人に迷惑かけまくってただけだろ〜が。 自分の持ってるペンダントでムシキングが呼べることが分かったからって、 それ絶対テメーの強さじゃないから。
確かに原作のゲームからして、 ポポってのはヒーローっつ〜よりヒロインの位置づけなんだけどさ〜。 ここまで来るとヒロインのポジションすら通り越して、ただの嫌われ者ですな。 オレが小学生で同級生にこんな奴いたら、絶対イジメてますよ。
甲虫王者ムシキング
第5話『果実の里』
その昔、オレがリアル小学生だった頃、 『魔法のプリンセスミンキーモモ』というアニメが放送されていたんですよ。 オレはそのアニメが普通に大好きで、毎回楽しく見ていたのですが、 ある日突然、モモが交通事故に遭って死んじゃうんですよ。 番組は終わりませんでした。しかし、内容は一変しました。 毎回毎回、果てしなく鬱な展開が続きました。 この作品は恐い。そう感じたオレは、次第にこの番組を見なくなっていきました。 あんなに好きだったのに。
とまぁ、同じことがそろそろこの作品にも発生している頃合いだと思うんですが。 特に『ムシキング』の場合、対象層は小学生の中でも低学年に集中しているので、 余計に『鬱=恐い』の方向に行きやすいと思うですよ。 オレは『ミンキーモモ』時代には既に結構なヲタだったけど、 それでもやっぱり耐えきれなかったし。 『小学生が見ても深い内容になっている』なんて賞賛の言葉をよく聞きますが、 恐くて深い所まで辿り着けないですよ、こんなんじゃ。特に今回は。
村を守る為にアゲハを根絶やしにしようとする村人達。 アゲハを友とし、守ろうとするグルム。 果実の受粉にはアゲハが必要なのではないかと共存を呼びかけるポポ。 せめぎあいの中、殺戮されていくアゲハの姿に 怒りが爆発したグルムは、敵の一員として覚醒する。
・・・ボクは一体誰に感情移入してこの作品を見れば良いのですか・・・?
普通に考えればポポなんだろうけど、ポポはポポで命を助けられて目覚めた瞬間 まずやったことが『そのペンダント返せ!』ってなくらいで、 散々作中人物に認識不足を突っ込まれてるよ〜なキャラなので、 感情移入したくないんだよね(^_^;) 共存を呼びかけても『おまえに何が分かる!』とか言われてるってことは、 それができない事情ってのが当然あるんだろうし。 そんな、大人でも簡単に答えが出せないような命題、 いきなり突きつけられてもトラウマが残るだけだってば。
釈尊は仏法を説く時に、最初から高度な教えを説いても理解できないから 『殺生はいけない』とかバカでもわかるような簡単な教えから始めて 徐々にレベルを引き上げていったといいますが、 この作品のスタッフ様には、その辺の配慮が完全に欠けてますよ。 どんなに出来が良くても、それができていない時点で、オレはこの作品を駄作だと思う。
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